- 「としまえん」閉園 と「ハリー・ポッター」テーマパーク構想
- 日本はテーマパーク大国!?
- 世界のテーマパーク入場者数ランキングTOP20
- 1位:マジックキングダム
- 2位:ディスニーランド・パーク
- 3位:東京ディズニーランド
- 4位:東京ディズニーシー
- 5位:ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
- 6位:ディズニー・アニマルキングダム
- 7位:エプコット
- 8位:上海ディズニーランド
- 9位:ディズニーハリウッドスタジオ
- 10位:チャイムロング・オーシャン・キングダム
- 11位:ユニバーサル・スタジオ・フロリダ
- 12位:ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー
- 13位:ディズニーランド・パーク
- 14位:アイランズ・オブ・アドベンチャー
- 15位:ユニバーサル・スタジオ・ハリウッド
- 16位:香港ディズニーランド
- 17位:ロッテワールド
- 18位:ナガシマスパーランド
- 19位:エバーランド
- 20位:香港海洋公園
- ディズニー系、ユニバーサル系がランク大半を占める
- 日本はアメリカに次ぐテーマパーク大国だった!
- 「ジブリパーク」が22年開業予定
「としまえん」閉園 と「ハリー・ポッター」テーマパーク構想
先日、約90年の歴史を誇る都内の老舗遊園地「としまえん」(東京都練馬区)が閉園するとのニュースがありました。
そしてその跡地には、敷地内の一部にアメリカ大手映画会社のワーナーブラザースが「ハリーポッター」のテーマパークを建設するという構想がもちあがっているとのことです。
ハリーポッターといえば大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)内に2014年にオープンしましたが、それまで落ち込んでいた入場者数が、同エリア開業年の2014年には200万人増を記録するなど、USJでも屈指の人気エリアとなっています。
現在検討が進んでいるのはロンドンにある施設「ワーナー・ブラザーズ・スタジオ・ツアー ザ・メイキング・オブ・ハリー・ポッター」を参考にしているとのことです。
ちなみにロンドンの同テーマパークは食堂ホール、ハグリッドの家、魔法省などが再現してあり、ファンには大人気のようです。
日本はテーマパーク大国!?
今回、日本が大阪USJに続いて候補地にあげられる背景には、日本は世界でも指折りのテーマパーク大国であり、高い集客力が見込める可能性があるからだそうです。
そこで今回は世界のテーマパークの中で日本のテーマパークはどのくらいの位置にいるのかランキングを通して確認してみたいと思います。
今回のデータはアメリカのTEA(テーマエンターテイメント協会)とエンジニアリング会社(AECOM)が毎年発表している「テーマパーク・ランキング」からTOP20をご紹介いたします。
世界のテーマパーク入場者数ランキングTOP20
(順位:テーマパーク名(国・地域/都市)入場者数
【複合パーク総称】関連パーク順位)
パーク名の赤字⇒ディズニー系、青字⇒ユニバーサル系
1位:マジックキングダム
(米国・オーランド)2085.9万人
【ウォルト・ディズニー・ワールド】1位・6位・7位・9位
2位:ディスニーランド・パーク
(米国・アナハイム)1866.6万人
【ディズニーランド・アナハイム】2位・12位
3位:東京ディズニーランド
(日本・東京)1790.7万人
【東京ディズリゾート】3位・4位
4位:東京ディズニーシー
(日本・東京)1465.1万人
【東京ディズリゾート】3位・4位
5位:ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
(日本・大阪)1430万人
6位:ディズニー・アニマルキングダム
(米国・オーランド)1375万人
【ウォルト・ディズニー・ワールド】1位・6位・7位・9位
7位:エプコット
(米国・オーランド)1244.4万人
【ウォルト・ディズニー・ワールド】1位・6位・7位・9位
8位:上海ディズニーランド
(中国・上海)1180万人
9位:ディズニーハリウッドスタジオ
(米国・オーランド)1125.8万人
【ウォルト・ディズニー・ワールド】1位・6位・7位・9位
10位:チャイムロング・オーシャン・キングダム
(中国・珠海)1083万人
つづいて11位~20位は以下の通りです。
11位:ユニバーサル・スタジオ・フロリダ
(米国・オーランド)1070万人
【ユニバーサル・スタジオ・フロリダ】11位・14位
12位:ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー
(米国・アナハイム)986.1万人
【ディズニーランド・アナハイム】2位・12位
13位:ディズニーランド・パーク
(フランス・パリ)984.3万人
14位:アイランズ・オブ・アドベンチャー
(米国・オーランド)978.8万人
【ユニバーサル・スタジオ・フロリダ】11位・14位
15位:ユニバーサル・スタジオ・ハリウッド
(米国・ハリウッド)914.7万人
16位:香港ディズニーランド
(香港)670万人
17位:ロッテワールド
(韓国・ソウル)596万人
18位:ナガシマスパーランド
(日本・三重)592万人
19位:エバーランド
(韓国・ヨンイン)585万人
20位:香港海洋公園
(香港)580万人
(TAE/AECOM「Theme Index Museum Index」)
ディズニー系、ユニバーサル系がランク大半を占める
ランキングを見ますと、ディズニー系がやはり強いです。20位中に11のテーマパークがランクインしております。そして次にユニバーサル系が続いており、大阪のUSJを筆頭にこちらは4つのテーマパークがランクインしています。この2つのブランドを合わせると15のテーマパークがランクインしていることになります。
日本はアメリカに次ぐテーマパーク大国だった!
日本のテーマパークとしては、前述のディズニー系、ユニバーサル系が3・4・5位と上位に食い込んでいるほか、18位には絶叫マシンで有名な「ナガシマスパーランド」がランクインするなど日本勢は大健闘しています。
以上のランキングを踏まえますとアメリカは別格としても、確かに日本はテーマパーク大国といえる集客力があり、再びハリー・ポッターのテーマパークが日本に誘致されるとしても不思議はないかもしれません。
「ジブリパーク」が22年開業予定
また現在、愛知県においては「愛・地球博記念公園」にジブリ作品をモチーフにした「ジブリパーク」の建設が予定されているそうです。こちらのテーマパークは2022年秋に3エリア(青春の丘、大倉庫、どんどこ森)を開業し、その後さらに2エリア(もののけの里、魔女の谷)を加え計5エリア開業を予定しております。5エリア開業時の来場者数は180万人を見込んでいるとのことです。