札幌雪祭りがすすきの会場にて始まりました。しかし今年は暖冬による記録的な雪不足と新型コロナウイルスの影響で、集客数は昨年を大きく下回る見込みであるとの報道がありました。
今回は昨年2019年の日本のお祭り観客数ランキングを発表いたします。なお主催者が観客数・見学者数を公表している祭りのみが対象になります。よって博多祇園祭りは推定300万人と言われておりますが、主催者の発表ではないので本ランキング集計には入っておりません。
2019年日本の祭り観客数ランキングTOP10
【順位:祭り(都道府県)前回の見学者数 2020年の予定日※】
(※4/14追記:新型コロナの影響で20年の開催中止を表明している祭りも出てきています。あくまで当初予定日とご理解願います。)
※4/27発表にて20年の高知県よさこい祭りは4日間中止となりました。
1位:青森ねぶた祭り
(青森県) 285万人 20.8/2~7
七夕の行事が形を変えたともいわれる「ねぶた」。歴史上の人物や歌舞伎の演目などを題材にした、巨大な山車が夜の街を彩る。「ハネト」と呼ばれる踊り手は、「ラッセ、ラッセ」の掛け声とともに飛び跳ねながら踊る。観光客も正装すれば参加することができる。
2位:さっぽろ雪まつり
(北海道) 273.7万人 20.2/4~11(大通り公園・すすきの会場)1/31~11(つど~む会場)
1950年、雪捨て場だった大通公園7丁目で中高生が6基の雪像を設置したのが始まり。1974年以降、ミュンヘン、ポートランドなど札幌とつながりの深い外国の雪像が制作され、国際色あふれるイベントとして発展した。
3位:博多どんたく港まつり
(福岡県)240万人 20.5/3・4
由来は約840万年前の伝統行事である松ばやし。松ばやしが禁止された明治時代、オランダ語のZondag(休日)から「どんたく」を使ったのが始まり。思い思いの仮装をした老若男女が、しゃもじを叩きながら市民パレードに参加する。飛び入り参加できる総踊りも。
4位:日本ど真ん中祭り
(愛知県)235万人 20.8/22~25
1999年に、当時の大学生5人から始まった名古屋を舞台に、国内外誰でも参加できる市民参加型の踊りの祭典(通称:どまつり)。22日の祭り(キャンパスバトル)に加えて、8月23日の前夜祭・24日本祭(ファイナル決定戦)・25日本祭(ファイナル)の4日間開催されます。
5位:仙台七夕まつり
(宮城県)224.9万人 20.8/6・8
仙台藩祖伊達政宗公の時代から続く伝統行事。戦時中に規模は縮小されたが、終戦の翌年には再び飾りが行われたほど、市民に根付いた祭り。各商店街で出す笹飾りはどれも手作りで高さ10m以上の竹を使用。豪華絢爛な笹飾りは必見。
6位:名古屋まつり
(愛知県)221万人 20.10/17・18
1955年から始まった。祭りのメインは、郷土が誇る織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の三英傑が約600人を従えて市中を進む、豪華絢爛な郷土英傑行列。刺繍が施された水引幕やからくり人形のある9輌の「山車揃」なども披露される。
7位:YOSAKOIソーラン祭り
(北海道)211.1万人 20.6/10~14
1992年、高知のよさこい祭りと北海道のソーラン節を合体させて始めた。現在は約280チームが札幌市内各所でにぎやかに踊る。
8位:浜松まつり
(静岡県)209.7万人 20.5/3~5
昼は、中田島凧揚げ会場で子供の誕生を祝って揚げる「初凧」や勇壮な「凧揚げ合戦」が行われ、夜は市中心部で絢爛豪華な「御殿屋台の引き回し」が催される。
9位:三社祭
(東京都) 180万人 20.5/15~17
3柱の神様を祀る浅草神社の祭礼。大行列から祭りが始まり、各町会の神輿約100基が渡御する。神社には戦前、300年担がれ続けたものを含め7基の神輿があったがが、繊細で焼失した。現在は一之宮、二之宮、三之宮が祭礼に使われる。
10位:秋田竿燈まつり
(秋田県) 131万人 20.8/3~6
豊作祈願やお盆の行事「眠り流し」が由来といわれる。米俵を模した提灯をさげ、稲穂をかたどった竿燈は約280本で、1本の重さは50㎏。掛け声とともに竿燈を手のひら、額、肩、腰などで自由に操る演技が見事。
次点:天神祭
(大阪府)130万人 20.7/24・25
日本三大船神事の一つ。約1か月に渡り行われる天神祭の中でも船渡御は大川に多くの船が行きかい、奉納花火が上がる天神祭のクライマックス。
その他の祭り
御柱祭
(長野県)19年開催なし(2016年:157万人)次回22年予定
7年に1度の奇祭で諏訪大社の神聖な行事として1200年以上続いている。御柱と呼ばれる直径約1m、長さ17m、重さ10tにもなるモミの巨木を人力のみで山中から曳いて神社に建てる。
よさこい祭り
(高知県) 115万人 20.8/9~12
1954年に始まり今や全国区。鳴子を手にした踊り子が派手な自肩車に率いられて踊る祭り。ロックやサンバなどチームごとにアレンジされた曲や踊りを市内の競演場、演舞場で披露する。
山形花笠まつり
(山形県) 98万人 20.8/5~7
色鮮やかな花笠を手に、威勢の良い掛け声や高らかな音の花傘太鼓が特徴。
阿波おどり
(徳島県) 70万人(前回は一部期間中止)20.8/12~15
編み笠をかぶった女踊り、裾をからげた男踊りとが「連」と呼ばれるグループで練り歩く。日本三大盆踊りの一つ。
祇園祭
(京都府)38.3万人 20.7/14~17、21~24
八坂神社や市の中心部で1か月にわたって行われる。1000年以上の伝統ある祭り。
岸和田だんじり祭り
(大阪府 )30万人 20.9/19・20
だんじり(山車)が用いられ、近畿各地で秋に開催されている。
信玄公祭り
(山梨県)16万人 20.4/3~5
世界最大の武者行列が行われる。武田二十四将を模した甲州軍団出陣を目玉とする。
博多祇園山笠
(福岡県)推定300万人? 20.7/1~15
700年以上もの伝統がある日本屈指の観客数を誇る祭りのひとつです。
今回ご紹介した祭り以外にも日本全国数えきれないほどの祭りがあります。全国津々浦、四季折々の祭りがあり、日本が世界に誇れる素晴らしい文化の一つだと思います。
以上日本の祭りランキングでした。