歴代NHK大河ドラマに関するアンケート調査
2020年1月より、明智光秀を主人公とした大河ドラマ「麒麟がくる」が始まりました。NHK大河ドラマは1963年に放送が始まり、これまで放送された作品数は実に58作品(今作で59作品)にも及びます。
今回はTVマガさんが300名に対して行ったアンケートをもとに発表した人気ランキング30位の中からTOP15をご紹介いたします。
歴代大河ドラマ人気ランキングTOP15
1位:新選組!
放送 2004年1月11日~12月12日
出演 香取慎吾、藤原竜也、山本耕史
脚本 三谷幸喜
内容 幕末期、新選組の仲間たちの生きざまを描く
平均視聴率 17.4%
2位:篤姫
放送 2008年1月6日~12月14日
出演 宮崎あおい、瑛太、堺雅人
脚本 田渕久美子
内容 徳川十三代将軍・家定に嫁いだ篤姫の生涯を描く
平均視聴率 24.5%
3位:真田丸
放送 2016年1月10日~12月18日
出演 堺雅人、大泉洋、長沢まさみ、草刈正雄
脚本 三谷幸喜
内容 戦国時代後期、真田幸村の半生を描く
平均視聴率 16.6%
4位:龍馬伝
放送 2010年1月3日~11月28日
出演 福山雅治、香川照之、大森南朋
脚本 福田靖
内容 坂本龍馬の生涯を三菱財閥創業者・岩崎弥太郎の視点で描く
平均視聴率 18.7%
5位:西郷どん
放送 2018年1月7日~12月16日
出演 鈴木亮平、瑛太、黒木華、沢村一樹
脚本 中園ミホ
内容 明治維新の中心人物、西郷隆盛の生涯を描く
平均視聴率 12.7%
6位:おんな城主 直虎
放送 2017年1月8日~12月17日
出演 柴咲コウ、三浦春馬、高橋一生
脚本 森下佳子
内容 戦国期、井伊家のおとわ(直虎)の生涯を描く
平均視聴率 12.8%
7位:いだてん~東京オリンピック噺~
放送 2019年1月6日~12月15日
出演 中村勘九郎、阿部サダヲ、ビートたけし
脚本 宮藤官九郎
内容 1964年東京オリンピックで奮闘した2人の男の物語。
平均視聴率 8.2%
8位:江~姫たちの戦国~
放送 2011年1月9日~11月27日
出演 上野樹里、宮沢りえ、水川あさみ
脚本 田渕久美子
内容 徳川二代将軍秀忠の正室・江の生涯。
平均視聴率 17.7%
9位:八重の桜
放送 2013年1月6日~12月15日
出演 綾瀬はるか、秋吉久美子、綾野剛
脚本 山本むつみ、吉沢智子、三浦有為子
内容 同志社を創設した新島の妻・新島八重の生涯。
平均視聴率 14.6%
10位:軍師官兵衛
放送 2014年1月5日~12月21日
出演 岡田准一、中谷美紀、谷原章介、松坂桃李
脚本 山本むつみ、吉沢智子、三浦有為子
内容 戦国期希代の天才軍師・黒田官兵衛の生涯。
平均視聴率 15.8%
11位:平清盛
放送 2012年1月8日~12月23日
出演 松山ケンイチ、松田翔太、岡田将生
脚本 藤本有紀
内容 平家一門の栄枯盛衰を、平清盛を中心に描く。
平均視聴率 12.0%
12位:独眼竜政宗
放送 1987年1月4日~12月13日
出演 渡辺兼、北大路欣也、岩下志麻、勝新太郎
脚本 ジェームス三木
内容 奥州の覇者・伊達政宗の生涯を描いたドラマ
平均視聴率 39.7%
13位:風林火山
放送 2007年1月7日~12月16日
出演 内野聖陽、市川亀治郎、Gackt
脚本 大森寿美男
内容 武田信玄を支えた山本勘助の半生
平均視聴率 18.7%
14位:秀吉
放送 1996年1月7日~12月22日
出演 竹中直人、沢口靖子、渡哲也、高嶋政伸、市原悦子
脚本 竹山洋
内容 豊臣秀吉の生涯を描いたドラマ
平均視聴率 30.5%
15位:天地人
放送 2009年1月4日~11月22日
出演 妻夫木聡、常盤貴子、北村一輝、阿部寛、松方弘樹
脚本 小松江里子
内容 戦国時代、上杉家に仕えた直江兼続の生涯を描く
平均視聴率 21.2%
歴代1位に選ばれた作品は「新選組!」
今回のランキングでは、2004年に放送された香取慎吾さん主演の「新選組!」が人気No.1という結果でした。尚、この作品は三谷幸喜さんが初めて脚本を手掛けた大河ドラマとなります。三谷さんは、2016年の「真田丸」でも脚本を担当していて、こちらも今回の投票で第3位と上位に選ばれております。
三谷さんの作品は、どこかコメディ要素も散りばめられていて、歴史ファン以外の層にも受け入れてられる作風となっています。そしてやはり、上位に選ばれた作品は、その題材のみならず出演者や脚本、演出のすべてがしっかりとハマった作品が選ばれているように感じます。
そして、平均視聴率では戦国時代ものが強い傾向にあるものの、投票結果では、江戸末期・幕末・近現代などが相対的に高い評価となっています。そして、昨年2019年に放送された「いだてん~東京オリンピック噺~」については、近現代という時代背景に加え、ほとんど無名の主人公ということもあり、平均視聴率は過去最低という記録を残してしまいました。しかしながら、人気第7位にランクインという結果となり、ドラマとしてはしっかりと評価されたことで、一糸報いることになったのではないでしょうか。