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直木賞受賞者ランキング~最年少は22歳・最年長は68歳~

第164回芥川賞・直木賞の選考会が20日、都内で開かれ、直木賞に西條奈加さん(56歳)が選ばれました。

心淋し川

 

直木賞を受賞した、西條奈加さんの「心淋し川」は、江戸・千駄木を舞台に、よどんだ川のたもとに立ち並ぶ、長屋に住む人々の生きる喜びや悲しみを描いた時代小説です。

西條さんは、北海道生まれの56歳で初ノミネート・初受賞となりました。

 

 前回の芥川賞に続き、今回は直木賞受賞に関するランキングです。

 

 

直木三十五電子全集(全42作品) 日本文学名作電子全集

直木賞とは

直木三十五賞(なおきさんじゅうごしょう)、通称直木賞は、大衆小説における無名・新人及び中堅作家にあたえられえる文学賞です。(ただしこのカテゴライズは実質上、無効化しており、現在は中堅作家メイン)

小説家の直木三十五の業績を記念して、友人であった菊池寛1935年に芥川龍之介賞(芥川賞)とともに創設し、1月と7月の年2回発表されます。

同賞は文藝春秋社内の日本文学振興会によって選考が行われ、賞が授与されています。 

 

芥川賞が純文学の新人賞という特徴があるのに対して、直木賞は大衆小説の中堅作家を事実上の対象にしており、受賞者の年齢も直木賞の方が高い傾向にあります。

 

それでは直木賞の年少者ランキングです。

 

直木賞受賞年少者ランキングTop5

- 作家名 受賞年齢 受賞作
1 堤 千代 22歳10か月* 第11回『小指』  
2 朝井 リョウ 23歳7か月 第148回『何者』 
3 平岩 弓枝 27歳4か月 第41回『鏨師(たがねし)』 
4 山田 詠美 28歳5ヵ月 第97回『ソウル・ミュージックラバーズ・オンリー』 
5 三浦 しをん 29歳9か月 第135回『まほろ駅前多田便利軒』  

*堤千代の生年が1917年9月20日とした場合の受賞時年齢。(1911年9月20日の説もあり)

最年少は堤千代氏の22歳。ただし受賞年齢28歳とする説もあり。

直木賞受賞の歴代最年少は堤千代氏22歳10か月です。

しかしながら、堤氏の生年月日には近年疑義が生じており、生年が2017年ではなく2011年ではないかという説も有力になっています。⇓

仮に堤千代氏の生年が2017年ではなく2011年だったとすると、受賞当時の年齢は28歳10か月ということになり、最年少受賞者は朝井リョウ氏23歳7か月ということになります。

もうひとつ時代背景の違いもあります。堤千代氏が受賞した1940年は、直木賞の創設後まもなく、対象作家も無名もしくは新進作家に限定とされていました。

それが戦後になって徐々に変化していき、1970年代には中堅作家中心に移行していったことから、2012年に朝井リョウ氏が23歳で同賞を受賞したことは、大快挙といえます。

とはいえ、堤千代氏の生年がいずれであったにしても女性初の直木賞作家であり、歴史に名を残したことは間違いまりません。

何者(新潮文庫)

 

 

年少者に続いては年長者のランキングです。

 

直木賞受賞年長者ランキングTop5

- 作家名 受賞年齢 受賞作
1 星川 清司 68歳2か月 第102回『小伝抄』 
2 青山 文平 67歳1か月 第154回『つまをめとらば』  
3 古川 薫 65歳4か月 第104回『漂泊者のアリア』  
4 黒川 博行 65歳7か月 第151回『破門』 
5 佐藤 得二 64歳5ヵ月 第49回『女のいくさ』 

 

小伝抄 (文春文庫)

最年長受賞は星川清司氏の68歳2か月

歴代の再年長受賞は星川清司氏68歳2か月です。

星川氏は元々映画やドラマの脚本を手掛けておりましたが、小説としてのデビュー作「小伝抄」がいきなりの受賞となりました。

また3位の古川薫氏は苦節10回目にしての受賞となっています。 

 

直木賞は 1970年代以降は中堅作家を対象としているため、芥川賞に比べてベテラン作家のノミネートが多く、売れてからも対象から外れないのでノミネート回数も多いのが特徴です。

そこで歴代受賞者の中から、最終ノミネート回数が多い順(6回以上)に並べてみました。

 

最終ノミネート回数の多い直木賞受賞者

ノミネート数 作家名 受賞年齢 受賞作
10回 古川 薫 65歳 第104回『漂泊者のアリア』  
8回 白石 一郎 55歳 第97回『海狼伝』  
8回 阿部 牧郎 54歳 第98回『それぞれの終楽章』  
7回 馳 星周 55歳 第163回『少年と犬』  
6回 黒川 博行 65歳 第151回『破門』  
6回 北村 薫 59歳 第141回『鷺と雪』 
6回 泡坂 妻夫 57歳 第103回『蔭桔梗』 
6回 恩田 陸 52歳 第156回『蜜蜂と遠雷』  
6回 深田 祐介 51歳 第87回『炎熱商人』  
6回 東野 圭吾 47歳 第134回『容疑者Xの献身』  
6回 難波 利三 47歳 第91回『てんのじ村』  
6回 宮部 みゆき 38歳 第120回『理由』  
6回 池波 正太郎 37歳 第43回「錯乱」  

 

最多は10回。6回以上ノミネートでの受賞者は計13名 

最多回数は古川 薫氏10回です。初ノミネートから実に25年後の受賞となっています。

漂泊者のアリア (文春文庫)

続く8回は白石一郎氏阿部牧郎氏の2名です。白石氏は初ノミネートから17年、阿部氏は19年越しの受賞となっております。

続く7回は馳 星周(はせせいしゅう)氏で初ノミネートから23年後の受賞です。

 

また6回目で受賞した作家も9名おります。

その中には、東野圭吾氏宮部みゆき氏などすでに超売れっ子のベストセラー作家になってからの受賞というケースもあります。

ちなみに東野圭吾氏は、 第120回『秘密』、第122回『白夜行』、第125回『片想い』、第129回『手紙』、第131回『幻夜』に続き、第134回『容疑者Xの献身』での受賞となりました。

また宮部みゆき氏も 第105回『龍は眠る』、第106回『返事はいらない』、第108回『火車』、第115回『人質カノン』、 第116回『蒲生邸事件』まで5回いずれも最終選考で落選。第120回の『理由』での受賞となっています。

また直木賞は推理小説が選ばれにくい時代が長く続いたとされていますが、1990年代はミステリー畑の作家が多く受賞し、「ミステリーの隆盛」とも呼ばれました。 

 

 

直木賞の平均年齢は44.1歳。50歳以上は47名

芥川賞同様に直木賞受賞作家の全193名を年齢順に並べてみました。筆者調べでは、受賞時の平均年齢は44.1歳でした。また50歳以上での受賞者は47名でした。

(芥川賞は平均年齢36.9歳、50歳以上11名)

 

直木賞作家・受賞時年齢リスト(2021年1月まで)
受賞年齢 作家名 最終ノミネート数 受賞作
68歳 星川 清司 1回 第102回「小伝抄」 
67歳 青山 文平 2回 第154回『つまをめとらば』  
65歳 古川 薫 10回 第104回『漂泊者のアリア』  
65歳 黒川 博行 6回 第151回『破門』 
64歳 佐藤 得二 1回 第49回『女のいくさ』 
63歳 赤瀬川 隼 5回 第113回『白球残映』  
61歳 佐藤 正午 1回 第157回『月の満ち欠け』 
61歳 なかにし 礼 2回 第122回『長崎ぶらぶら節』  
60歳 荻原 浩 5回 第155回『海の見える理髪店』  
60歳 葉室 麟 5回 第146回『蜩ノ記』 
60歳 森田 誠吾 2回 第94回『魚河岸ものがたり』  
59歳 佐々木 譲 3回 第142回『廃墟に乞う』  
59歳 北村 薫 6回 第141回『鷺と雪』 
58歳 胡桃沢 耕史 4回 第89回『黒パン俘虜記』   
58歳 今 東光 1回 第36回「お吟さま」 
57歳 安部 龍太郎 2回 第148回『等伯』  
57歳 泡坂 妻夫 6回 第103回『蔭桔梗』 
57歳 和田 芳恵 3回 第50回『塵の中』 
56歳 西條 奈加 1回 第164回『心淋し川』 
56歳 大島 真寿美 2回 第161回『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』 
56歳 船戸 与一 1回 第123回『虹の谷の五月』 
56歳 皆川 博子 3回 第95回『恋紅』 
55歳 馳 星周 7回 第163回『少年と犬』  
55歳 姫野 カオルコ 5回 第150回『昭和の犬』  
55歳 北原 亞以子 1回 第109回『恋忘れ草』 
55歳 白石 一郎 8回 第97回『海狼伝』  
55歳 常盤 新平 1回 第96回『遠いアメリカ』 
55歳 神吉 拓郎 2回 第90回『私生活』  
55歳 安藤 鶴夫 1回 第50回『巷談本牧亭』 
54歳 朝井 まかて 1回 第150回『恋歌』 
54歳 阿部 牧郎 8回 第98回『それぞれの終楽章』  
54歳 高橋 治 3回 第90回「秘伝」 
54歳 田中 小実昌 2回 第81回「浪曲師朝日丸の話」「ミミのこと」  
53歳 松井 今朝子 3回 第137回『吉原手引草』  
53歳 山本 一力 1回 第126回『あかね空』 
53歳 車谷 長吉 1回 第119回『赤目四十八瀧心中未遂』 
52歳 恩田 陸 6回 第156回『蜜蜂と遠雷』  
52歳 山本 兼一 3回 第140回『利休にたずねよ』  
52歳 佐藤 雅美 1回 第110回『恵比寿屋喜兵衛手控え』 
52歳 中村 正軌 1回 第84回『元首の謀叛』 
52歳 宮尾 登美子 3回 第80回『一絃の琴』 
51歳 白石 一文 2回 第142回『ほかならぬ人へ』 
51歳 藤田 宜永 3回 第125回『愛の領分』 
51歳 深田 祐介 6回 第87回『炎熱商人』  
50歳 向田 邦子 1回 第83回「花の名前」「かわうそ」「犬小屋」 
50歳 豊田 穣 3回 第64回『長良川』  
50歳 杉森 久英 2回 第47回『天才と狂人の間』  
49歳 乙川 優三郎 4回 第127回『生きる』  
49歳 光岡 明 1回 第86回『機雷』 
49歳 色川 武大 2回 第79回「離婚」 
49歳 津本 陽 2回 第79回「深重の海」 
49歳 藤井 重夫 1回 第53回「虹」 
49歳 立野 信之 2回 第28回「叛乱」  
49歳 久生 十蘭 5回 第26回「鈴木主水」  
49歳 小山 いと子 1回 第23回「執行猶予」 
48歳 桜木 紫乃 2回 第149回『ホテルローヤル』 
48歳 池井戸 潤 3回 第145回『下町ロケット』 
48歳 天童 荒太 3回 第140回『悼む人』  
48歳 出久根 達郎 2回 第108回『佃島ふたり書房』  
48歳 西木 正明 4回 第99回「凍れる瞳」「端島の女」  
48歳 山口 洋子 3回 第93回「演歌の虫」「老梅」  
48歳 青島 幸男 1回 第85回『人間万事塞翁が丙午』 
47歳 井上 荒野 2回 第139回『切羽へ』  
47歳 東野 圭吾 6回 第134回『容疑者Xの献身』  
47歳 桐野 夏生 2回 第121回『柔らかな頬』  
47歳 藤原 伊織 1回 第114回『テロリストのパラソル』 
47歳 難波 利三 6回 第91回『てんのじ村』  
47歳 綱淵 謙錠 1回 第67回『斬(ざん)』 
47歳 南條 範夫 3回 第35回「燈台鬼」 
46歳 門井 慶喜 3回 第158回『銀河鉄道の父』   
46歳 東山 彰良 1回 第153回『流』 
46歳 中島 京子 1回 第143回『小さいおうち』 
46歳 熊谷 達也 1回 第131回『邂逅の森』 
46歳 唯川 恵 1回 第126回『肩ごしの恋人』 
46歳 高橋 義夫 5回 第106回「狼奉行」  
46歳 宮城谷 昌光 2回 第105回『夏姫春秋』  
46歳 今 官一 2回 第35回『壁の花』  
46歳 今 日出海 3回 第23回「天皇の帽子」   
45歳 浅田 次郎 2回 第117回『鉄道員』  
45歳 中村 彰彦 3回 第111回「二つの山河」  
45歳 三好 京三 1回 第76回『子育てごっこ』 
45歳 藤沢 周平 4回 第69回「暗殺の年輪」  
45歳 佐藤 愛子 2回 第61回『戦いすんで日が暮れて』 
45歳 渡辺 喜恵子 1回 第41回『馬淵川』 
45歳 榛葉 英治 1回 第39回『赤い雪』 
45歳 富田 常雄 1回 第21回「面」「刺青」 
44歳 奥田 英朗 4回 第131回『空中ブランコ』  
44歳 海老沢 泰久 4回 第111回『帰郷』 
44歳 高橋 克彦 1回 第106回『緋い記憶』 
44歳 阿刀田 高 2回 第81回『ナポレオン狂』  
44歳 陳 舜臣 3回 第60回「青玉獅子香炉」 
44歳 千葉 治平 1回 第54回「虜愁記」 
44歳 伊藤 桂一 2回 第46回「螢の河」 
44歳 戸板 康二 1回 第42回「團十郎切腹事件」 
44歳 穂積 驚 1回 第36回「勝烏」 
44歳 木村 荘十 1回 第13回「雲南守備兵」  
43歳 木内 昇 1回 第144回『漂砂のうたう』 
43歳 石田 衣良 3回 第129回『4TEEN フォーティーン』 
43歳 小池 真理子 1回 第114回『恋』 
43歳 原 尞 1回 第102回『私が殺した少女』 
43歳 逢坂 剛 2回 第96回『カディスの赤い星』 
43歳 井出 孫六 2回 第72回『アトラス伝説』
43歳 結城 昌治 3回 第63回「軍旗はためく下に」  
43歳 早乙女 貢 3回 第60回『僑人の檻』   
43歳 新田 次郎 1回 第34回『強力伝』 
43歳 橘 外男 2回 第7回「ナリン殿下への回想」 
43歳 鷲尾 雨工 1回 第2回『吉野朝太平記』 
42歳 朱川 湊人 2回 第133回『花まんま』  
42歳 伊集院 静 1回 第107回『受け月』 
42歳 村松 友視 3回 第87回「時代屋の女房」 
42歳 有明 夏夫 5回 第80回『大浪花諸人往来』  
42歳 水上 勉 3回 第45回「雁の寺」
42歳 戸川 幸夫 1回 第32回「高安犬物語」 
41歳 川越 宗一 1回 第162回『熱源』 
41歳 真藤 順丈 1回 第160回『宝島』 
41歳 篠田 節子 4回 第117回『女たちのジハード』 
41歳 芦原 すなお 1回 第105回『青春デンデケデケデケ』 
41歳 ねじめ 正一 1回 第101回『高円寺純情商店街』 
41歳 景山 民夫 2回 第99回『遠い海から来たCOO』   
41歳 半村 良 3回 第72回「雨やどり」   
41歳 藤本 義一 4回 第71回「鬼の詩」  
41歳 河内 仙介 1回 第11回「軍事郵便」 
40歳 京極 夏彦 3回 第130回『後巷説百物語』 
40歳 高村 薫 1回 第109回『マークスの山』 
40歳 笹倉 明 2回 第101回『遠い国からの殺人者』  
40歳 志茂田 景樹 1回 第83回『黄色い牙』 
40歳 立原 正秋 2回 第55回「白い罌粟」  
39歳 江國 香織 2回 第130回『号泣する準備はできていた』  
39歳 村山 由佳 1回 第129回『星々の舟』 
39歳 藤堂 志津子 2回 第100回「熟れてゆく夏」 
39歳 永井 路子 2回 第52回『炎環』  
39歳 寺内 大吉 1回 第44回「はぐれ念仏」 
39歳 多岐川 恭 2回 第40回「落ちる」「ある脅迫」「笑う男」  
39歳 梅崎 春生 4回 第32回「ボロ家の春秋」   
39歳 源氏 鶏太 3回 第25回「英語屋さん」  
39歳 檀 一雄 2回 第24回「真説石川五右衛門」「長恨歌」  
39歳 山田 克郎 2回 第22回「海の廃園」 
39歳 井伏 鱒二 1回 第6回『ジョン万次郎漂流記』 
39歳 木々 高太郎 2回 第4回『人生の阿呆』  
38歳 森 絵都 2回 第135回『風に舞いあがるビニールシート』  
38歳 山本 文緒 1回 第124回『プラナリア』 
38歳 宮部 みゆき 6回 第120回『理由』  
38歳 坂東 眞砂子 3回 第116回『山妣』  
38歳 佐木 隆三 2回 第74回『復讐するは我にあり』   
38歳 長部 日出雄 1回 第69回「津軽世去れ節」「津軽じょんから節」 
37歳 西 加奈子 2回 第152回『サラバ!』 
37歳 角田 光代 2回 第132回『対岸の彼女』  
37歳 重松 清 3回 第124回『ビタミンF』 
37歳 大沢 在昌 1回 第110回『新宿鮫 無間人形』 
37歳 井上 ひさし 1回 第67回「手鎖心中」 
37歳 三好 徹 3回 第58回「聖少女」  
37歳 野坂 昭如 2回 第58回「アメリカひじき」「火垂るの墓」  
37歳 安西 篤子 1回 第52回「張少子の話」 
37歳 杉本 苑子 1回 第48回『孤愁の岸』 
37歳 池波 正太郎 6回 第43回「錯乱」  
36歳 桜庭 一樹 2回 第138回『私の男』  
36歳 連城 三紀彦 5回 第91回『恋文』  
36歳 渡辺 淳一 4回 第63回「光と影」  
36歳 山口 瞳 1回 第48回「江分利満氏の優雅な生活」 
36歳 黒岩 重吾 2回 第44回『背徳のメス』
36歳 司馬 遼太郎 1回 第42回『梟の城』 
36歳 有馬 頼義 1回 第31回『終身未決囚』 
36歳 森 荘已池 1回 第18回「山畠」「蛾と笹舟」 
36歳 神崎 武雄 2回 第16回「寛容」 
35歳 島本 理生 2回 第159回『ファーストラヴ』 
35歳 道尾 秀介 5回 第144回『月と蟹』  
35歳 乃南 アサ 1回 第115回『凍える牙』 
35歳 杉本 章子 3回 第100回『東京新大橋雨中図』  
35歳 江崎 誠致 1回 第37回『ルソンの谷間』 
35歳 川口 松太郎 1回 第1回「鶴八鶴次郎」「風流深川唄」 
34歳 生島 治郎 2回 第57回『追いつめる』 
34歳 五木 寛之 3回 第56回「蒼ざめた馬を見よ」 
34歳 柴田 錬三郎 2回 第26回「イエスの裔」   
34歳 田岡 典夫 1回 第16回「強情いちご」 
34歳 海音寺 潮五郎 3回 第3回「天正女合戦」「武道伝来記」  
33歳 つか こうへい 2回 第86回『蒲田行進曲』  
33歳 山崎 豊子 1回 第39回『花のれん』 
32歳 辻村 深月 3回 第147回『鍵のない夢を見る』  
32歳 新橋 遊吉 1回 第54回「八百長」 
31歳 金城 一紀 1回 第123回『GO』 
31歳 佐藤 賢一 1回 第121回『王妃の離婚』 
31歳 林 真理子 4回 第94回「最終便に間に合えば」「京都まで」  
31歳 城山 三郎 2回 第40回「総会屋錦城」  
31歳 邱 永漢 2回 第34回「香港」  
31歳 藤原 審爾 5回 第27回「罪な女」 
31歳 岡田 誠三 1回 第19回「ニューギニア山岳戦」 
30歳 村上 元三 3回 第12回「上総風土記」  
30歳 大池 唯雄 2回 第8回「秋田口の兄弟」「兜首」  
29歳 三浦 しをん 2回 第135回『まほろ駅前多田便利軒』  
28歳 山田 詠美 1回 第97回『ソウル・ミュージックラバーズ・オンリー』 
27歳 平岩 弓枝 1回 第41回「鏨師(たがねし)」 
23歳 朝井 リョウ 2回 第148回『何者』 
22歳 堤 千代 2回 第11回「小指」  

  

 

  まとめ

この記事をざっくり要約すると

  1. 直木賞は中堅作家メインの大衆小説の文学賞。(ただし当初は無名もしくは新人作家が対象だった)
  2. 歴代最年少受賞者は堤千代氏の22歳10か月(当時28歳という説もあり)。次点は朝井リョウ氏の23歳7か月。
  3. 歴代最年長受賞者は星川清司氏の68歳2か月。
  4. 受賞者の最多ノミネート回数は古川 薫の10回。
  5. 受賞者の平均年齢は44.1歳、50歳以上は47名と芥川賞に比べて高年齢。

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