今回は2018年の国・地域別訪日外国人旅行者数についてまとめてみたいと思います。
日本に訪れた外国人旅行者の国・地域別ランキングは以下の通りです。
訪日外国人旅行者数top10
【順位:国・地域名 訪日数(前年比伸び率)】
1位:中国 838万人 (13.9%)
2位:韓国 753万人 (5.6%)
3位:台湾 475万人 (4.2%)
4位:香港 220万人 (-1.1%)
5位:アメリカ 152万人 (11.0%)
6位:タイ 113万人 (14.7%)
7位:オーストラリア 55万人 (11.6%)
8位:フィリピン 50万人 (18.8%)
9位:マレーシア 46万人 (6 .6%)
(出典:日本政府観光局(JINTO)統計)
中国が13.9%の高い伸び率でトップへ
1位の中国はいまだに13.9%もの高い伸び率を維持しております。一方で韓国においては、2019年8月以降日韓関係の悪化で現在は減少の一途をたどっております。
その他の国の訪日外国人数は以下の通りです。
・イギリス : 33.4万人(7.6%)
・カナダ :33.1万人 (8.2%)
・フランス : 30.5万人 (13.5%)
・ドイツ : 21.5万人 (10.1%)
・インド :15.4万人 (14.6%)
・イタリア :15.0万人 (19.2%)
・スペイン :11.9万人 (19.1%)
・ロシア :9.5万人 (22.7%)
・メキシコ : 6.8万人 (7.9%)
・ポーランド: 3.5万人 (20.8%)
(出典:日本政府観光局(JINTO)統計)
インバウンド対策でビザ免除国の拡大へ
現在日本政府がビザ免除措置を実施している国と地域は68にもなっています。免除には対象の国や地域ごとに細かく条件が設定されています。
ビザ免除措置を実施している国と地域(2019年9月時点)
◇アジア
インドネシア※・シンガポール・タイ※(15日以内)・マレーシア※・ブルネイ(15日以内)・韓国・台湾※・香港※・マカオ※
◇オセアニア
・オーストラリア・ニュージーランド
◇ヨーロッパ
・アイスランド・アイルランド※・アンドラ・イタリア・エストニア・オーストリア※・オランダ・キプロス・ギリシャ・クロアチア・サンマリノ・スイス※・スウェーデン・スペイン・スロバキア・スロベニア・セルビア※・チェコ・デンマーク・ドイツ※・ノルウェー・ハンガリー・フィンランド・フランス・ブルガリア・ベルギー・ポーランド・ポルトガル・マケドニア旧ユーゴスラビア・マルタ・モナコ・ラトビア・リトアニア・リヒテンシュタイン・ルーマニア・ルクセンブルク・英国※
◇北米
・アメリカ・カナダ
◇中南米
・アルゼンチン・ウルグアイ・エルサルバドル・グアテマラ・コスタリカ・スリナム・チリ・ドミニカ共和国・バハマ・バルバドス※・ホンジュラス・メキシコ※
◇中東
・アラブ首長国連邦※・イスラエル・トルコ※
◇アフリカ
・チュニジア・モーリシャス・レソト※
※は諸条件あり
2011年から18年までの訪日外国人数の推移は以下の通りとなります。
訪日外国人数の推移(2011~2018年)
2011年-622万人
2012年ー836万人
2013年ー1036万人
2014年ー1341万人
2015年ー1974万人
2016年ー2404万人
2017年ー2869万人
2018年ー3119万人
訪日外国人数が7年間で5倍に急増
日本に訪れる外国人数は2013年からの5年間で3倍に、2011年からの7年間では5倍に増加しております。
政府の目標としては、当初目標を倍増して2020年に4000万人としており、これは当然オリンピック効果も見込んだものと思いきや2030年に6000万人という目標も掲げていて、これは恒久的な施策として打ち出していることが明確にあらわれております。
今後は新たに中国、フィリピン、ベトナム、インド、ロシアの5か国のビザの発給要件の緩和を加速させる方針です。
以上訪日外国人旅行者数についてのまとめでした。
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